その男性の姿に強い衝撃を受ける。
自分が喪ってしまったものは紛れもなくこの人である!
今までうすぼんやりとしか感じられなかった己の前世の記憶をすべて取り戻し、いてもたってもいられず思わずその男性、ドゥリーヨダナの腕を掴んでしまった。
驚愕に見開かれたドゥリーヨダナの瞳を見つめて、あぁ、本当にこいつは今ここに存在しているんだ。と胸が熱くなる。
ドゥリーヨダナの反応からどうやら相手も自分の事を覚えているようだ、それも嬉しい。
逃げられないよう腕に力をこめるが、この後どうすればいいか分からない。ただ、このまま別れてしまうのが嫌だった。